洗濯機置き場

提供:団地攻略
移動先: 案内検索


普通に防水パンが置いてあったり、あるいは「洗濯室」が用意されている場合は特に気にする必要はない。
問題は、そのような設備がなく、間接排水(浴室にホースを突っ込んで排水する)方式の場合だ。

間接排水の問題点

大きくこの3点ある。

  • 洗濯機の高さを稼ぐ必要がある
  • 排水ホースが抜けると即座に水漏れが起きる
  • 間取りによっては排水ホースが邪魔

最重要なのは、最初の「洗濯機の高さを稼ぐ必要がある」だ。これを解決しないと洗濯機の設置自体できない。


洗濯機の高さの稼ぎ方

間接排水のホース差し込み口は、床から約25cmと結構な高さがある。
つまり、洗濯機の構造にもよるが、洗濯機を最大で床から25cmも持ち上げる必要がある。

団地によっては入居時に洗濯機かさ上げ台をもらえるが、高さが約10cmしかなく、間接排水の問題を解決するには全く不足している。高さが足りない状態で洗濯機を使うと、洗濯機が排水エラーで停止したり、そうでなくても洗濯機内に水が残り、洗濯機がめちゃくちゃ臭くなったりする。

おすすめ「しない」方法

コンクリートブロックなどでかさ上げするのはおすすめしない。
洗濯機の振動によってブロックが動いてしまい、最悪の場合洗濯機が倒れてしまう。

おすすめの方法

床上排水用の防水パンを使う。例えばこのような製品である。
ベストレイ64 床上点検タイプ

本来は洗濯機置き場を後から作るための製品だ。高さは単体で約18cmであり、多くの洗濯機にとって十分な高さを確保でき、安定性も抜群である。さらに専用かさ上げ台を足すと約25cmになる。
なお、排水トラップが付属しているがこれは使用せず、単なるかさ上げ台として使う。

本来は床に固定する製品であるが、この用途では特に固定する必要はない。そもそもネジなどを使った床への固定はURが許可していない。ただし、床の傷防止のために、ゴム板やカーペットを下に敷くとよいだろう。
難点は価格だ。1万円を軽く超えてしまう。

(画像追加予定)


排水ホースの抜け防止

これは単純な方法で解決できる。到底抜けないように排水ホースを延長すればよい。
浴室の洗い場を横断するように伸ばしてしまえば、洗濯時に洗い場が濡れてしまうこともなくなる。


ホースが邪魔問題

自力での解決は困難である。団地によっては自治会の活動により、後付けの排水設備の設置をURに求めている。
このような設備である: 洗濯機用サイホン排出管システム